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Mine to Mine®
〜鉱山から私のもとに届くまで〜

Vol.17 農園からのストーリーを伝え、コーヒーを感動体験に

ものづくりの背景には、作り手の感性や技術とともに、産地へのこだわりやリスペクトの想いがあります。さまざまな分野で活躍する方々に輝きの秘密をうかがいながら、サザンアフリカのダイヤモンド鉱山で採掘された原石がダイヤモンドジュエリーとなるまでの確かなプロヴェナンス(来歴)とトレーサビリティ(生産履歴)を誇るSABIRTHとの共通項を探ります。


【Vol.17 信太美月さん/モデル、バリスタ】

モデルとバリスタ、二つの仕事の中で生きて

おしゃれなショップやベーカリーが並ぶ東京・表参道で人気のカフェ「LATTEST」。ここは信太美月さんにとってコーヒーと運命的な出会いを果たした場所でもありました。

「高校生の頃からモデルの仕事をしていたのですが、実はその頃の私はコーヒーが飲めなかったんです。仕事の打ち合わせで訪れたこの店で、当時の店⻑さんが私のための⼀杯を⽬の前で作ってくださって、思いのこもったコーヒーがとても美味しくて。こんなに丁寧な飲み物は他にないし、こういう空間も好きだなと感動してアルバイトさせていただくことになったのです」。

モデルの傍らで始めたカフェでの仕事は、学ぶこと、覚えることがたくさんあったといいます。
「美味しい抽出、そうでないもの、ミルクに合うもの……。トレーニングしていくうちに味の違いがだんだんわかるようになりました。バリスタを目指すには実際の経験ももちろん大切ですが、抽出のしくみや、農園や⾖の知識も勉強しておかないといけません。コーヒーにも流行がありますし、最近は農園さんが頑張っているので新しい精製⽅法が出てきたり、最新情報を追っていくのもなかなか大変ではありましたが、キャリアを重ねるほど魅力も感じるようになっていきました」。

大学を卒業し、一度は会社員も経験してみたいとLATTESTの系列会社に入社。
大人気のリアリティーショー番組から声をかけられたのも、ちょうどその頃のことでした。「仕事の合間にランチを食べている時に声をかけられ、3日後にはもうテラスハウスに住んでいました(笑)。等身大の自分そのものが露出することには不安もありましたが、家族にも仕事関係の方たちも“いいじゃない、やってみれば”と背中を押してくれて。反響の大きい番組でしたが、家やLATTESTなど帰る場所があったので波に飲み込まれることもなく良い経験ができたと思います」。

番組終了後は、休みの日はモデルの仕事も続けて良いという条件のもと、モデルとバリスタ二つの仕事を並行するスタイルに。
「カフェという場はたくさんの方が一人で、お友達と、仕事関係の方と……と、それぞれのスタイルでコーヒーを楽しんでいます。私たちスタッフとの会話を楽しんでくださるお客様もあれば、常連さん同士が仲良くなってネットワークが広がっていったり、コーヒーを中心にどんどん世界が広がっていくのは素敵なことだと思っています」

産地ごと、農園ごとに異なるコーヒーの美味しさ

「LATTESTではローストナッツや少し焦がしたキャラメルのような甘さをブラックでもミルクでも楽しめるオリジナルブレンドに加え、シングルオリジンとデカフェのコーヒーが選べ、すべて、どこの国のどの農園かを開示したスペシャリティコーヒーを使っています。さらに普通のカフェでは焙煎(⽣⾖を煎るロースト作業のこと)は外部ののロースター(焙煎所)に委託するのが一般的ですが、LATTESTでは焙煎も自分たちで行っているのだそう。

「焙煎機は高価なものですし時間も人件費もかかりますが、私たちスタッフで社長に直訴して認めてもらいました。自分たちがローストした豆でいれたコーヒーを提供することで、より愛情もかけられますし、農園や豆のことにも詳しくなり、お客様によりたくさんのストーリーをお伝えできるようになりました」と、信太さん。

「同じブラジルやエチオピア産のコーヒーでも品種や⽣育環境は農園によって 異なりますし、味も違います。先日は同じLATTESTで働くバリスタの先輩が生豆屋さんと一緒にボリビアの農園に行き、生産者さんと直接お話をし、収穫のお手伝いやカッピングをして買い付けてきました。コーヒーの産地は南米やアフリカなど、一人ではなかなかいくことのできないエリアが多いのですが、いつか私も行ってみたい。現地での貴重な体験は、買い付けにも接客にも生かせるはずと思っています」。

産地ごと、農園ごとに味も香りも異なり、さらに同じ豆を同じレシピでいれても、いれる人によっても違いが出るのがコーヒーの不思議な魅力だと語る信太さん。
「学生時代のアルバイトのつもりで始めた仕事ですが、コーヒーがこんなに面白くなるとは思ってもいませんでした。社長にスタッフにお客様……人との縁にも恵まれて、幸せなことだと思っています」

携わる人までを幸せにするコーヒーやダイヤモンド選びを

服がカジュアルな時も、ジュエリーで女性らしさやクラス感を演出したい、という信太さん。いつもたくさんのジュエリーをつけていて、お気に入りの定番アイテムは眠る時もシャワーを浴びる時もつけたままだそう。プライベートでは、この春に結婚したばかり。左手の薬指にはダイヤモンドが幸福な輝きを放っていました。

「毎日、そして一生つけ続けるものなので、婚約指輪はおばあちゃんになっても似合うよう、“一生分の誕生日プレゼントと思って!”と、ダイヤモンドがちょっと大きめのものを贈ってもらいました。海外の友人がお祖母さまのリングをリフォームした婚約指輪をしているというエピソードを聞いて以来、 “ファミリーリング”に憧れていて、いつか私のダイヤモンドも、息子のお嫁さんや、彼自身が身につけるジュエリーとして受け継いでいくことができたらというのも考えました。私自身も祖母から譲られたジュエリーをいくつもつけていますし、弟も祖父の形見のカフスを大切にしているように、ジュエリーは人の思いが形となって繋がっていくのが素敵だと思っています」。

信太美月さんがコーヒーの産地や生産者の物語をたくさんの人に届けているように、サバースのダイヤモンドもまた、サザンアフリカの鉱山での採掘から研磨、ジュエリーに仕立てられてお客様のもとに届き、いつか次の世代へと受け継がれるまでの物語を大切にしています。なかでもサバースのダイヤモンドの産地の一つであるボツワナ共和国では、ダイヤモンド産業によって教育や医療の無償化が進み、身につける人だけでなく、携わる人の毎日を輝かせることにも貢献しています。

「どこの国のどの地域で生まれ、誰が関わったか。背景が見えることで魅力や愛情が増すという意味ではコーヒーとジュエリーは似ていますね。私も、美味しいコーヒーはただ自分たちで楽しむだけでなく、産地や生産者に還元することも大切だと思っているので、サバースのダイヤモンドには共感できました。産地からつながるストーリーを発信することで、買う側・選ぶ側が応援したいお店やブランドを見極める時代が広がっていくと良いなと思っています」。

 

「ジュエリーはいくつもたくさん身につけるのが好き」という信太さん。ダイヤモンドをさまざまなアイテムでリフレインすることで、煌めきが増幅し、身につける人までを輝かせます。

リング/GOODHOPE〈Pt×ダイヤモンド〉¥3,520,000
ペンダント/ GOODHOPE〈Pt×ダイヤモンド〉¥3,520,000
イヤカフ/ORANGE RIVER〈Pt×ダイヤモンド〉¥748,000
ブレスレット・右/ ORANGE RIVER〈Pt×ダイヤモンド〉¥2,860,000
ブレスレット・左/ ORANGE RIVER〈Pt×ダイヤモンド〉¥913,000

【PROFILE】

信太美月/MIZUKI SHIDA

茨城県神栖市生まれ。10代からモデルとして活躍する傍ら、東京のカフェ「LATTEST」でバリスタ、焙煎⼠をつとめる。日本女子体育大学卒業。2015年フジテレビ系列のリアリティーショー番組「テラスハウス」に出演。バリスタ、ラテアートコンテストの審査員などもつとめる。SNSでの発信では同世代を中心に多くの共感を集めている。神栖市PR大使。https://lattest.jp